オーディオ機器紹介 part1
使用している機器を紹介します。ここで紹介するものは自分にとっての最良のものと思ってます。
■スピーカー
infinity Renaissance90
1996年学生時代に新品で購入以来、25年以上経ちます。購入以来、そのまま自室から移動させたことすらないため、写真での見た目も含め、新品と変わらないコンディション(ネットワークや配線材は別)ですね。埃取りも良くしてます。
熟読していたオーディオ誌の「soundtops」で、1990年台、リファレンススピーカーとして採用され活躍しました。当時、この雑誌は本当に熟読していました。
結果、同誌と同一スピーカーを所有したことで、当時のオーディオ機器の音質傾向の把握に非常に役立ちました。
特徴として、ワトキンス社のダブルヴォイコイルを使用したウーファーが採用され、優れた超低域、低域再生能力があります。
筐体の質の良さからくる背景ノイズが抑えられた静けさ、ツィーターのEMIT、ミッドレンジのEMIMの振動素材には東レのカプトンが採用されています。
ネオジム磁石を採用した、これらユニットから放たれる中~高域の魅惑的な美しさは比類ないと今でも思っています。(あくまでも個人の趣味の範囲でのお話となります)
※下図は自身のホームページ紹介していたスペック表です。
■アンプ
LUXMAN M-07 (下の写真左側)
オーディオ機器の中で一番憧れ、思い入れの深いのはこのアンプに間違いありません。
M-07を知ったのは、中学生の時でした。
1987年に上記soundtops誌第14号の表紙を飾っていました。なんという美しい佇まいかと魅了されました。値段も当時で75万円!! 中学生にとってはとても信じがたい高額製品で、まさに趣味製品だと思いました。
就職後は、アキュフェーズA-50Vを5年ローンで新品購入しましたが、絶えずこのアンプの音質がずっと気になっていました。
個人的には汚れや使用状態が見えない点で、中古品は嫌いでしたが、このアンプ欲しさに、2003年、止む無く中古市場で購入しました。※購入後は3MのPANDO29Dで、徹底洗浄しました。
そして、2003年10月初旬には、ラックスマン株式会社 サービスセンターに本機 M-07の徹底したメンテナンスを依頼しました。当時は私は30歳前後で若かったため、稼いだお金が結構ありました(核爆)。お金はいくらかかっても構いません形式(核爆)で、作業依頼しました。
結果、以下のメンテナンス作業の実施いただけました。
戻って来た時の音のすばらしさは感動モノでした。
----当時、自身のホームページで公開していた記事----
経年変化に伴う各基盤のパンダ劣化及び不良の全体的な修正
内部清掃
冷却ファンの分解、清浄、注油
スピーカ端子の交換
RCA端子の交換
銅スチールコンデンサーの交換
パワートランジスターの交換
ドライバートランジスターの交換
トランジスターの交換
リレーの交換
LEDの交換
ダイオードの交換
伝熱シートの交換
総合調整
動作特定テスト
【音について】
純A級100Wから醸し出される余裕も魅力なのですが、何よりも静かで艶やかな美しい、色彩に富んだ、ねいろです。
楽器の質感の違いが克明に聴き取れます。もう、18年以上経つのですが、今でも魅了され続けています。
※A-50Vと比較しM-07を選びました。A-50Vも良いのですがこちらの方が趣味に合っていましたため、A-50Vは売却しています。
■アンプ
プリアンプ
Technics SU-C3000 (写真中央)
私自身、バッテリー駆動時の音質には商用電源にない、優位性を感じています。
事業部は違いますが、同一メーカーでもある、Panasonic SL-XP50と酷似した音の傾向をもっています。
Panasonic SL-XP50はポータブルCDプレーヤーですが、長らく愛用していました。書けばキリがありませんが、マランツCD-16SEやDENON DCD-S10、S10Ⅱ等とも比較して行く中で、こちらに軍配を上げ、名だたる製品は売却する結果になりました。
さて、 SU-C3000ですがバッテリー駆動時の高純度で艶やかで美しい音のたたずまいは素晴らしいです。「艶やかで美しい音」、これが自分の趣味の音と思っています。
使いこなしという点で、バッテリー駆動時のみ電源ケーブルを外した方がコモンモードノイズループから開放されるため音質は向上します。
ただし、抜き方に問題があり、バッテリー駆動中に電源を落とす、スタンバイ状態に行ってしまうと故障の原因になるため必ずAC駆動に切り替える必要があります。
聴き終わったら必ず電源ケーブルを取り付けACモードに移行しスタンバイ状態にします。また、バッテリーケージが"11"の付近で起電力に限界が生じるためその際も必ず接続が必要です。
今では現役で使用している方は少ないでしょうが、試される方は自己責任でお願いいたします。